はじめに｜“いつまでこの働き方を続けるの？”
「ママ、なんでいつもお仕事ばっかりなの？」
その一言に、私は言葉が出ませんでした。
34歳、正看護師。都内の病院で夜勤と残業に追われる日々。シングルマザーとして頑張ってきたつもりでした。でも、頑張ることが娘を遠ざけていたと気づいた瞬間、涙が止まりませんでした。
そして、年末。期待していたボーナスは3万円。「年2回支給」と書かれていたはずなのに、業績理由でカット。保育料も払えず、私は実家に頭を下げるしかありませんでした。
▶︎この記事はこんな方におすすめ
- 今の職場でボーナスに不満がある
- 夜勤や残業が多く、子育てと両立できない
- 次の職場は「収入」と「安定」を両立させたい
ボーナスが安定して支給される職場の条件
✔ 給与体系が「基本給＋◯ヶ月分賞与」と明記されている
信頼できる職場は、賞与体系を曖昧にしません。「前年実績」や「過去3年の支給データ」を公開している病院を選ぶのが鉄則です。
✔ 法人経営 or 公的機関の安定性がある
私が転職したクリニックは、地域密着の医療法人。財務基盤がしっかりしており、昨年の賞与実績は年92万円でした。
体験談｜賞与3倍＆娘との時間を取り戻した私の話
転職前：年1回の寸志（3万円）＋夜勤6回／月
転職後：年2回（合計92万円）＋日勤のみ、土曜は隔週休み
娘と手作りの夕食を食べられるようになった。それだけで、人生が変わった気がしました。
看護師が選ぶ「転職してよかった職場」ランキングTOP5【2025年版】
看護師専門の転職支援サービスが集計した「満足度が高い職場」ランキングから、特にボーナスと安定性に優れた5つの職場タイプをご紹介します。
- 1位：医療法人が運営する地域密着型クリニック
賞与実績が高く、子育てに理解ある職場が多い。スタッフ間の人間関係も良好。 - 2位：市立・県立の公立病院
公務員待遇で給与・ボーナス・福利厚生が安定。残業も少なめ。 - 3位：看護大学付属の大学病院
給与体系が明確で、教育制度も充実。育休復帰率が高い。 - 4位：大手法人が運営する有料老人ホーム
年3回賞与あり、夜勤なし勤務可。高収入・高定着率。 - 5位：医療×保育の複合施設
自分の子どもを預けながら働ける施設も。日勤中心で働きやすさ◎。
転職で後悔しないためのポイントとチェックリスト
転職は不安がつきもの。だからこそ、「見極める視点」が大切です。
✅ チェックリスト：転職前に確認すべきポイント
- 直近3年の賞与支給実績があるか
- 「基本給」が高めで、手当依存ではないか
- 育休・時短勤務などの制度が実際に使われているか
- 離職率が20%以下か、定着年数3年以上の職員が多いか
- 院長や看護部長が子育て理解のある人か
📌 面接で使える質問例
- 「賞与は過去3年間どのくらい支給されていますか？」
- 「時短勤務中のスタッフはどれくらいいますか？」
- 「急な早退や休みに、職場の理解はありますか？」
おわりに｜あなたも“我慢”から卒業していい
「ボーナスが少ない」「夜勤ばかりで家庭と両立できない」そんな状況を“当たり前”だと思っていませんか？
でも、それを“変える手段”は確かに存在します。私がそうだったように。
あのとき、転職エージェントに“相談しただけ”で人生は変わり始めました。今では娘の笑顔を見ながら夕食を作れる毎日です。
あなたは、我慢しなくていい。
